シロアリジミンや利権団体などから評判が悪い「事業仕分け」であるが、これまでベールに包まれていた予算編成の一端を垣間見せ、如何に無駄遣いが横行していたかを国民に知らしめただけでも意義深い。
さて、その「事業仕分け」にも取り上げられたものの1つに空港整備事業がある。シロアリジミン政権時代、こんな狭い国土に「1県1空港」を謳い文句に大小98ものの空港を建設し続けた。
特に、森豚朗の石川県や竹下登・青木幹雄の島根県に至っては2空港存在し、小松空港を除けば閑古鳥が鳴いている有様である。
さらに、JALの経営危機が表面化した事と政権交代効果によって、これら無駄な空港建設が国民の批判を浴びるようになったのは当然である。
さて、茨城県には1966年の基地開設以来首都の空の護りとなってきた空自の百里基地がある。
ここは従前から自衛隊の単独基地であり、首都圏には羽田と成田という2大空港があるにも拘わらず、何をトチ狂ったのか2000年より総事業費約540億円をかけ民間との共用化事業が進められ、新たに2,700mの滑走路が新設された。
そんな茨城空港だが、実は開港日が来年3月11日に決定したにも拘わらず、未だ国内線の就航が実現していないようだ!
(以下、引用開始)
茨城空港、3月開港...定期運行は韓国の1便どまり
国土交通省は19日、自衛隊との共用空港として整備が進む茨城空港(茨城県小美玉市)の供用開始日を2010年3月11日と告示した。県は首都圏の 「第3空港」として活用されることを期待しているが、定期便で就航を決めているのは韓国のアシアナ航空だけ。当初は国内4路線で約81万人の利用を想定し ていたが、経済悪化の影響などもあって国内定期便が就航する見通しは立っていない。
同空港は航空自衛隊百里基地と共用の国営空港で、昨年12月に民間機用の2700メートルの滑走路が完成した。本体整備費は約220億円で県負担は約70億円。空港の維持運営費も国負担で、橋本昌知事は「県の負担が少ない空港」とアピールしてきた。
半面、路線誘致は遅々として進んでいない。
99年の国の需要予測では、札幌、大阪、福岡、沖縄の4路線で年間約81万人が利用すると試算。しかし、今年2月にアシアナ航空が1日1往復のソウル便就航を表明しただけ。このままだと年間利用者は7万7千人しか見込めない。
県は当初、国内線を重視していたが、日本航空と全日空の定期便は可能性がほぼゼロ。新規航空会社にも誘致を働きかけるが、開港までに「国内路線が決まる可能性はほとんどない」(県幹部)。
このため、県は海外のローコストキャリア(LCC)といわれる格安航空会社の誘致重視に転換。使用料が高額な搭乗橋を廃止するなどとして東南アジアの航空会社などの誘致に努めるが、定期便就航に前向きな会社は見つかっていない。
国交省によると、沖縄の粟国(あぐに)や波照間(はてるま)など国内定期路線が就航していない空港はほかにもある。しかし、複数の国内定期便が見込めるとの予測のもとに建設された空港で、開港を4カ月後に控えて就航が決まっていない事態は「聞いたことがない」という。

(以上、asahi.comより引用)-------------------------------
事前の需要予測では、札幌、大阪、福岡、沖縄の4路線で年間約81万人の利用を見込んでいたのに、未だ国内線の就航が決まっていないと言うことは、需要予測の達成率0%ということではないか!
こんな無駄としか思えない空港建設を認めた航空官僚どもは一体どういう需要予測を行ったのか!
辛うじてソウル便が1便あったからまだしも、このままでは費用便益(B/C)の値は壊滅的となるのは必然である!
それに関しても、成田や羽田が直ぐ近傍にあるのだから、そちらに行った方が遙かに便利である以上、現状における7万7千人の年間利用者予測も眉唾物だ!
これこそ、後先考えないシロアリジミンと責任を一切取らない官僚が暴走して誕生した巨大すぎる負の遺産である!
逆説的な見方であるが、この茨城空港に存在意義があるとすればシロアリジミンの愚行の象徴しかない!

